入居者が敬遠する設備について
2025.10.22 コラム

入居者に敬遠される設備として、特に和式トイレ、3点式ユニットバス、古いエアコン、和室などが挙げられます。時代とともにライフスタイルや衛生観念が変化したことで、以前は一般的だった設備が今では不人気になっています。
①和式トイレ
敬遠される理由: 和式トイレは、洋式トイレが普及した現代において、若い世代を中心に敬遠される設備の筆頭です。洋式に比べて使いづらく、衛生面が気になるという声が多数を占めます。
和式トイレが敬遠される最大の理由は、入居希望者の「慣れ」の問題です。多くの人が子どもの頃から洋式トイレに慣れ親しんでおり、毎日使う場所だからこそ、ストレスのない設備を求める傾向が強いです。
②3点式ユニットバス
敬遠される理由: 3点式ユニットバス(風呂・トイレ・洗面が一緒になったタイプ)は、空間が狭く使い勝手が悪いと感じる人が多いです。湯船につかる文化を持つ日本人にとっては、トイレや洗面台を濡らさずに済む独立したバスルームが好まれます。
特に単身者向けの物件で多く見られますが、最近では独立洗面台やバス・トイレ別の間取りが人気です。3点式ユニットバスは省スペースで建設コストを抑えられますが、入居者からは「友人や恋人を呼びづらい」「掃除がしにくい」といったネガティブな意見が出やすい設備です。
③古いエアコン
敬遠される理由: 古いエアコンは、電気代がかさむ、効きが悪い、カビ臭いといった問題があるため、入居者から敬遠されがちです。また、故障リスクも高くなります。
性能が悪いだけでなく、見た目の古さも部屋全体の印象を悪くします。最新のエアコンは省エネ性能が高く、快適性も向上しているため、新しい設備を導入することで物件の魅力を高めることができます。エアコンの取り外しや処分にも費用がかかるため、最初から新しいものがついている方が入居者にとってメリットが大きいのです。
④和室
敬遠される理由: 現代のライフスタイルでは洋室を好む人が増えており、和室は畳の手入れが大変、家具が合わせにくいといった理由で敬遠されることがあります。
特に若い世代にとっては、フローリングの洋室の方が、手持ちの家具を配置しやすく、掃除もしやすいというメリットがあります。和室を敬遠する人がいる一方で、畳の香りが好き、和の雰囲気が落ち着くといった理由で好む人もいますが、マジョリティは洋室を求める傾向にあります。リノベーションで和室を洋室に変更する物件も増えています。
⑤室外洗濯機置き場
これも時代とともに、プライバシーや防犯、使い勝手の面で、室内洗濯機置き場が人気になったことの表れです。
このように、敬遠される設備の多くは、過去の常識と現在のライフスタイルとのズレから生じています。賃貸経営においては、人気のある設備を導入するだけでなく、不人気な設備を改善することも空室対策の重要なポイントとなります。
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